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偏頭痛について

みなさんは、次のような光景を見たことがないでしょうか…駅の待合室で、女性が頭を抱え込むような仕草でうなだれ、全く動かない…
頭のこめかみ当たりを激しく脈を打つ(頭の後頭部が痛むケースも)…「ズキズキ」「ガンガン」(死ぬほど頭が痛い)…頭痛に悩まされている人でなければ、この症状・気持ちはわからないと思います。そして、いろいろな頭痛の中で最も厄介な症状…それが偏頭痛(片頭痛)なのです。

偏頭痛は10~20歳代(=思春期の頃)から、急に発症し出します(原因はわかっていません)。そして偏頭痛を発症してから、成人になっても悩まされ続けている割合は約8%もいるのです。…いわゆる「頭痛持ち」と言われている人たちです。また、偏頭痛は男性より女性に多く見受けられる症状で、その患者数は約4倍にも及ぶとも言われています(この原因も、未だ解明されていません)。

偏頭痛の大きな特徴として…
・偏頭痛は2通りのタイプに分類されます…「「前兆のある偏頭痛」と「前兆のない偏頭痛」…
・偏頭痛が始まると短い場合なら数時間、長い場合は数日間…偏頭痛に悩まされ続けます。
・偏頭痛が治まると、「それまでの痛みがウソ」であるかのように、完全に消えてしまいます。

偏頭痛はこうした特徴があるため、「痛み出した時だけ、鎮痛薬を処方する」「痛み始めたら、我慢し続ける」…実際、このように偏頭痛に対応している人が多いようです。ある意味、「鎮痛薬・我慢(できる痛み)」でコントロール出来るのであれば、問題はありません(それ以上悪化しなければ)。

しかし、偏頭痛を「たかが頭痛の一種に過ぎない」と、絶対に高をくくってはいけません。「痛みが頻繁に発症するようになる」「市販の鎮痛薬が効かなくなる」「毎日、鎮痛薬を処方するようになる(鎮痛薬中毒)」⇒つまり、日常生活を脅かすほどの強い痛み(ときには吐き気)(痛みの余り、寝こんでしまう)を、発症するほどの怖さも含んでいるからです。このような症状になるまでに、必ず治療院(施術のスペシャリスト)・医師に相談してください。とにかく、自分自身の判断のみで偏頭痛を解決してはいけないのです。
偏頭痛は、一生向き合っていかなければならない病気でもあります(残念ながら、現在の医学では「完治」に至っていません)。しかし偏頭痛に対して正しい認識をもち、上手く対応し続けることで偏頭痛を最小限にとどめ、より快適な日常生活を送り続けることもできるのです。