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子どもの偏頭痛

偏頭痛は、思春期から大人にかけて発症するものだと考えられています。あまり知られていませんが、小学生たちが偏頭痛に悩まされている現状もあるのです。そして子どもたちと大人の偏頭痛には、様々な相違点があります。私たちはそれを念頭に置くことで、子どもたちの偏頭痛を理解しなければなりません。

思い浮かべてみてください。私たちが小学生だった頃を…「熱もないのに頭が痛くて、学校を休む」⇒「1~2時間寝ていると、頭痛も治まり普通の状態」…こういった経験が、1度や2度は会ったのではないでしょうか。そして、そういった症状が続く子どもたちに対して、「仮病・不登校」ではないかと、間違うこともあったのではないかと思います。

子どもたちの頭痛の症状…確かに緊張型頭痛にも似ていますが、子どもたちの場合、偏頭痛でも起こり得る症状なのです(緊張型頭痛=筋が緊張することで発症する頭痛)。それ故、頭痛を発症するばかりか、短時間に嘔吐・下痢症状も訴える子どもたちも…
では何故、子どもたちは偏頭痛のような症状を発症してしまうのでしょうか。一体、何が原因で引き起こされてしまうのでしょうか。

子どもたちの偏頭痛の一番の原因として、「学校」が挙げられます。
「宿題するのを忘れてしまった」「もっと寝ていたい」「嫌いな友達に会いたくない」等々、学校に対する様々なストレスが、偏頭痛を引き起こしている原因になっているのです。事実、偏頭痛が発症するのは平日であり、週末になると必ず元気よく遊んでいる…
私たち(親・学校の先生)は、その瞬間・瞬間「子どもたちが、本当に頭の痛みに苦しんでいる」ことを把握する必要があります。もし子どもたちの症状を見て「仮病」「不登校」だと決めつけてしまったなら、それは偏頭痛の問題だけではなくなります…つまり、子どもたちの心奥に深い傷をつけてしまうことにもなりかねないのです。いつも週末は元気だからと、「仮病」「不登校」と決め付けず、もっと真剣に「子どもたちの症状(偏頭痛)」に対して、接するべきなのです。

そして、早い時期に治療院などで受診し、一緒に子どもたちの症状を認識しなければなりません。もちろん、担任の先生・養護の先生にその旨を話しておく必要もあります。
私たちは、考えを改めなければなりません。私たち大人だけが、ストレスを抱えている訳ではないということを…子どもたちも大人同様に、様々なストレスを抱えているのです。だから、子どもたちも偏頭痛(=大人の病気)に悩まされているのです。
これだけ何事においても多様化した現在…大人の知識も、子どもたちの知識もさほど変わらない現在…大人が発症する病気だから、子どもたちには発症しないという考えは、払拭されるべきだと考えます。