TOP > 偏頭痛という病気を探る > 偏頭痛には入浴が逆効果の場合がある?

▽スポンサードサーチ


偏頭痛には入浴が逆効果の場合がある?

一般的に血管が拡張すると酸素や栄養素が身体じゅうに満たされて、筋肉が柔らかくなります。脳だって、酸素や栄養分がたくさん運ばれると、脳の働きが良くなります。五感で集めた情報は、電気信号となって血液によって運ばれます。血流の流れが良くなると、電気信号がスムーズに運ばれて思考能力もアップします。そういう意味でも、お風呂でリラックスすると思考が整理されたりします。

だからお風呂は、自宅エステや、疲労回復効果や、ダイエット効果、デトックス効果だってあります。血流が良くなるということは、血管の壁も軟らかくなって血管が拡張します。だから筋肉のコリもほぐれ、疲労回復効果があるのです。身体の疲労だけでなく、精神的な疲労回復効果もあります。

しかし、入浴にはこのように良い効果ばかりではありません

実は、偏頭痛のメカニズムは、脳の血管拡張によって、その拡張した血管が神経に触れて「ドクン・ドクン」と血液の流れと同じリズムで頭痛が起こります。生あくびが続いているときや身体がだるい時にお風呂に入るのは危険です。お風呂で寛いでリラックスして血管が拡張してしまうと、生あくびだけだった偏頭痛の前兆が、前兆ではなく激しい偏頭痛が起こってしまいます。

理由は、偏頭痛の前兆状態だった脳内の血管が、お風呂でリラックスすることで血管の膨張を手伝って、膨張しすぎた血管が神経に触れて偏頭痛が起きてしまいます。リラックスすればするほど、血流が良くなり、痛みの感覚も敏感になってしまいます。従って、同じ痛みでも、ますます偏頭痛がひどくなった気がします。

偏頭痛が起きているとき、その前兆があるとき、お風呂に入るのは逆効果になってしまいます。