TOP > 偏頭痛という病気を探る > 偏頭痛の原因~遺伝子異変~

▽スポンサードサーチ


偏頭痛の原因~遺伝子異変~

私たちを悩まし続けている偏頭痛は、発症した人でなければわからない辛さがあります。

そして現在、偏頭痛患者は世界中で3億人を超えたといわれています。
(※女性:6人に1人 男性:12人に1人)

そんな偏頭痛に関して、新たな原因が突き止めらようとしています。それは「特定の遺伝子変異」です。

フィンランド/ドイツ/オランダといった国際研究チームの発表によると…

偏頭痛患者の遺伝子情報(ゲノム)と偏頭痛を発症していない人の遺伝子情報を比較してみると、
「25%にも及ぶ偏頭痛患者の遺伝子情報から、偏頭痛を抑制すると考えられている遺伝子の変異が発見。」されたのです。

そしてその遺伝子は、「神経伝達物質のグルタミン酸に影響を及ぼしているEAAT2というタンパク質を制御する。」ことも確認されています。
(※ちなみに、哺乳類の脳に最も多く存在している神経伝達物質はグルタミン酸です。)

つまり今回の発見によって、初めて偏頭痛と遺伝子変異の関連性が認識されたわけです。

実際のところ、偏頭痛を完治する治療法は見つかっていないのが現状です。
(※偏頭痛を治癒する治療法は、すでに確立されていますが…)

今回の遺伝子変異の発見によって、偏頭痛に対する新たな治療法が確立されることを願います。