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水分不足は偏頭痛を悪化させる

偏頭痛には、まだ詳しく解明されていない点が多いのですが、脳内の血管が膨らんで神経に触れて刺激するので、ズキン・ズキンという脈打つような痛みとなるわけです。そもそも、この血管の膨張は、脳の血流の乱れを解消しようとするために起こるといわれています。

そこで、この脳の血流が乱れることを防ぐことができれば、偏頭痛の頻度も減少するというふうに考えられています。そこで、水をたくさん飲むことで血液の流れが良くなるというのです。完全に血流改善とはいえませんが、脱水症状になると、血中の水分も減って、血液がドロドロになって確実に血流は悪くなります。だから、体内の水分の不足は偏頭痛には悪影響しか及ぼさないだろうという仮説です。

それに臨床的に、偏頭痛の発生頻度と水分不足は何らかの関係があるといわれています。医学的に証明されたわけではありませんが、昔から健康を維持する上で、水分不足は絶対に良くないことだと考えられてきました。特に加齢するほど、水分と健康の関連性は高くなるようです。

「1日水分を2リットルほど摂取するように!」と内科の診察時に医師は高齢者ほど注意を促すそうです。適度な運動をして水分を十分に摂取していれば、偏頭痛にも何らかの良い影響がある傾向も多いと、臨床現場で囁かれています。

他国でも、臨床の現場で普段より多めに水分を摂るように、小まめに水分を補給するように、と指導したところ偏頭痛が緩和され、偏頭痛の頻度も減少したというデータの報告もあります。

科学的根拠や医学的根拠が照明されたわけではありませんが、現実に偏頭痛が減少した人もいるのですから、やってみる価値はあるでしょう。