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前兆のある偏頭痛・前兆のない偏頭痛

頭のこめかみ部分を襲う偏頭痛…その偏頭痛は、「前兆のある偏頭痛」と「前兆のない偏頭痛」の2タイプに分類することができます。そして偏頭痛の割合として、「前兆のある偏頭痛」=15%/「前兆のない偏頭痛」=85%だと言われています。
「前兆のある偏頭痛」には、必ず頭痛が発症する前に「前触れ的変化」があります。その「前触れ的変化」とは、一体どのような感覚なのでしょうか。

○偏頭痛の前に光のフラッシュに包まれる[閃輝暗点(せんきあんてん)]…
閃輝暗点は、個人によって違います。「ステンドガラスのようにキラキラ光り輝く」「水面に太陽光が反射して光る」「星が無数に光り輝く」…ある種、メルヘンチックな光景が目の前を覆っていきます。そして20分~1時間後、強烈な偏頭痛に襲われる…(閃輝暗点=偏頭痛の前兆現象として現れる症状です。そして視野の片側、もしくは視野の中心部が見えにくくなります。)

○閃輝暗点以外の偏頭痛の前兆…
偏頭痛の前兆として現れる閃輝暗点は、約30%と言われています。そして約70%の場合、個人の微妙な体調変化でわかると言われています…「急にアクビの回数が多くなり、
眠たくなる」「肩こり・身体全体のむくみ・めまいに襲われる」「異常なほどお菓子などが食べたくなる」「情緒不安定(意識障害)=イライラしたり、落ち込んでみたり」「手足の痺れ・脱力感」等々…とにかく、個人によって様々な前兆があるようです。

ただし偏頭痛の前兆があったからといって、必ずしも偏頭痛を発症するわけでもありません。もちろん、治療院・医師の施術・薬物療法といった手助けもその一因だと思いますが…これも明確な原因は掴めていません。しかし閃輝暗点の規模が大きければ大きいほど、間違いなく偏頭痛は発症します。
また、海外で「前兆のある偏頭痛」患者に対する統計として、次のようなことが発表されています(女性対象者のみ)。「虚血性脳卒中や他の虚血性血管による死因が、頭痛持ちではない女性と比べて約2倍もある。」と…
そして「前兆のない偏頭痛」の場合、次の事が挙げられます。
「前兆のある偏頭痛」と比べて、頭痛の起こる回数が多い・痛みの度合いも激しい(脈打つような痛み)・頭を動かすと、吐き気をもよおすことも…とにかく、「前兆のない偏頭痛」は耐え難い痛みを発症するのです、それも頻繁に…(=鎮痛薬を飲まずに入られない)。
どちらにしても、自分自身で「どうも偏頭痛の兆候が見られると」と思ったのであれば、専門治療院に行くことをお勧め致します。その前に、偏頭痛に対してきちんとした理解をしたうえで…