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生活習慣の中で偏頭痛を軽減させる

私たちの身の回りにある様々な物を使う…つまり生活習慣の中にも、偏頭痛を軽減・防止する様々な対処法が隠されているのです。
偏頭痛が発症すると、ズキンズキンと額・こめかみを駆け巡る様な激痛を伴います。そしてその頭痛は、血管の拡張し過ぎが原因と考えられています。私たちは覚えておかなければなりません…偏頭痛が、血管を収縮させることで痛みを鎮めることができることを…。そして家の中・職場・外出先、万が一に備えて普段から持ち歩く物として…ジェルシートが有効なのです。ジェルシート=熱冷シート(ねつさま)と言われるように、貼った患部を急激に冷やしてくれます(熱を放出させる)。つまり、ジェルシートは偏頭痛を軽減・防止する、こめかみ冷却グッズとして最適なのです。またジェルシートなどがない場合、急場しのぎで冷たい缶ジュースを購入し、こめかみ部分を冷やす手段もあります。

お風呂に入浴中に偏頭痛が発症した場合…絶対に温める行為はしないでください(血管がさらに拡張し、頭痛に拍車をかけます)。ここで、注意しておきたい点があります。偏頭痛の場合、頭を冷やさなければなりません。しかし同じ頭痛でも聚張型頭痛の場合、頭を温めなければならないのです(偏頭痛と緊張型頭痛の見分け方として)。

また生活習慣の中で、強い光・大きい音の刺激を受ける場合もあると思います(=車のクラクション・まぶし過ぎるほどの日差し)。これらの刺激が原因で、偏頭痛を発症する場合も多いと言われています。そのような場合(外出時)、赤茶系のサングラスをかけることが、偏頭痛予防効果に繋がります。大きな音に関しては(雑音をさえぎる)、耳栓をするのも効果的だと思います。

そしてもう1つ…偏頭痛には、季節も大きく関係していることをご存知でしたでしょうか。偏頭痛が一番発症しやすい時期…その時期は春~夏にかけてなのです。春~夏=太陽が照りつける・気温が上昇するとともに、新陳代謝も活発になります。つまり、血管が拡張する機会も増えてくるわけです。暑さ対策=偏頭痛対策ともいえるのです。
このように生活習慣の中で、何気なく使っている道具が偏頭痛の予防になり得るのです。ここで述べたことは、ほんの一例に過ぎません。偏頭痛で悩まれている方は、自分自身に起きる「前兆のある偏頭痛」を察することで、独自の偏頭痛の軽減・予防を身に付けるべきだと思います。