偏頭痛を引き起こす原因物質として、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインがあります。
これは、もはや定説になっていることです。
しかし一方で、「偏頭痛にはカフェインが効果がある。」ともいわれています。
この相反する矛盾は、何故起こっているのでしょうか。
まず、偏頭痛の原因物質としてのカフェインに触れてみます。
カフェインには、血管の収縮作用があります。縮んだ血管が拡張することによって、筋肉も拡張します。
当然、筋肉が拡張すれば、偏頭痛を発症することになります。
実はカフェインによる血管の収縮作用に、カラクリが隠されているのです。
そしてそのカラクリとは…カフェインの量なのです。
つまりカフェインを過剰摂取した場合、血管の拡張率も激しくなります。
血管が激しく拡張すれば、自ずと偏頭痛は引き起こされてしまいます。
もしカフェインが適量であれば…血管が拡張したことによって引き起こされた偏頭痛は、カフェインの血管収縮作用によって緩和されるわけです。
[カフェインが過剰摂取されれば、偏頭痛を引き起こし…適量であれば、偏頭痛を緩和させる。]
もちろん、上記で明記した内容は一般的説明に過ぎません。
何故なら、カフェインの「過剰摂取-適量」には、非常に個人差があるからです。
(※それを踏まえ、カフェインを摂取する必要があります。)