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薬局でも即効性がある頭痛薬がある

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薬局で市販されている頭痛薬にも、病院で処方されるものと同程度の即効性があるものもあります。市販の鎮痛剤には3種類あって、箱の裏の成分を見ればどの種類の頭痛薬かわかります。

①非ピリン系
アスピリン・アセトアミノフェン・エテンザミド等が代表的な成分で、最もポプラーといっても過言ではありません。風邪薬で「ピリン系は強いのでアレルギー症状を起こしてしまう」というのを聞いたことがありませんか? これらの成分は、非ピリン系なので、ピリン系に比べ軽~中程度の頭痛に効果的です。ひどい頭痛にはあまり効果がありません。その代わり副作用も一番少ない鎮痛剤です。

②イブプロフェン系
医療用の薬剤で市販が許された成分の一つです。病院で処方される鎮痛剤と同じなので、即効性・解熱・鎮痛作用・抗炎症作用にも効果は大きいでしょう。病院で一般的に風の解熱剤で処方されるのはこの薬です。副作用も比較的小さいほうですが、ごく稀にかゆみや発疹や喘息が起こる場合もありますので、少しでも副作用の症状が出たら医師にかかりましょう。喘息の持病がある人は避けた方が良いでしょう。

③ピリン系
医療用の薬剤で市販が許された成分の一つです。病院で処方される風邪薬にもピリン系が多いのですが、稀に体質的にアレルギーを引き起こし、合わない人もいるので、風邪薬でピリン系がダメな人は、鎮痛剤でも同じです。しかし神経中枢に作用し、鎮痛に即効性があり効果が非常に強い頭痛薬です。しかし、購入する前に薬剤師に相談することをお勧めします。

薬剤師に自分の症状を話して、どの頭痛薬が合うのか相談してから自分の頭痛に合った鎮痛剤を選んでもらってから購入することをお勧めします。

偏頭痛からの痙攣がこわい

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偏頭痛後に痙攣を起こす場合は、てんかん性編側頭痛の可能性もあります。てんかんの発作後に頭痛が起きることもあります。この場合は痙攣発作が先です。また、偏頭痛の最中にてんかん発作を引き起こす場合もあります。偏頭痛がてんかんを誘発する場合もありますし、偏頭痛の単なる前兆として痙攣を起こす場合もあるので、偏頭痛とてんかん発作を線引きすることはとても難しいようです

但し、臨床の現場で、てんかん性頭痛なのか、単なる偏頭痛なのかを判断する前兆の特徴の違いがあります。

偏頭痛は、長々と続きます。一方、てんかん性頭痛は、偏頭痛の時間は比較的短いケースが多いようです。
また、偏頭痛の場合は、光が閃光や眩しさは、白黒画像だそうです。一方、てんかん性頭痛の場合は、光の閃光や眩しさは、カラー画像(赤や黄色)だそうです。白黒からカラーに移行する場合は、てんかん性頭痛です。

このカラーは、側頭葉や後頭葉が関与しているといわれています。痙攣がおきなくても幻覚を伴ったり臭いに異常に敏感になったりする場合があります。幻覚が起きた場合、絵に描ければてんかん性頭痛、はっきりとしたものでなく絵に描けない場合は単なる偏頭痛だといえるでしょう。

頭痛後に起こる痙攣発作は、小児が多いのだそうですが、15歳~63歳まで幅広く、男女差もなく、脳波異常は無く、稀に光に過敏に反応する場合があります。このようなてんかん性頭痛の発作を起こした患者さんは、大人も子供も抗痙攣剤で、頭痛も痙攣も治まります。前兆の偏頭痛の痛みについては、いつもの痛みとなんら違いは無いそうです。

とにかく偏頭痛が頻繁に起こる人は、偏頭痛時の脳波の検査をしてもらうことをお勧めします

頭痛とくも膜下出血の意外な連鎖

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くも膜下出血の頭痛は「バットで殴られたような普段経験したことがないような激しい頭痛」だと聞きます。しかし、そうとも限りません。軽いくも膜下出血の場合は、風邪や副鼻腔炎の頭痛のような痛みの場合もあります。このような頭痛は小さなくも膜下出血が脳内で起こっていて、この小さなくも膜下出血を数回繰り返す場合もあるのです。

では普通の頭痛とくも膜下出血の頭痛をどう区別すれば良いのでしょう?
普通の頭痛は、いつの間にかの頭痛でも、考えると原因や前兆が思い当たるものです。ところが、軽いくも膜下出血が起こった時の頭痛は、痛みは普通の頭痛のようであっても、突然瞬間的に何の前触れもなく頭痛が始まって、その時何をしていたかを明快に説明できるのが特徴です。

私の知人に、くも膜下出血で入院したときに、MRIで「過去にくも膜下出血の経験がありますね。古いくも膜下出血の跡がありますよ」と言われたそうです。しかし、彼女は「くも膜下出血の経験はありません」というのです。しかし、家族の話では、5年ほど前に毎日頭が痛いと言って1週間ほど寝込んだことがあったそうです。彼女のくも膜下出血は軽かったようで、「自力でくも膜下出血を治した?」とその時は自分でも驚いたそうです。

彼女のケースは稀ですが、頭痛のひどい風邪だと勘違いしてしまうようなくも軽い膜下出血もあるのです。しかし、このような突発性の頭痛が何回も続くときは、偏頭痛持ちの人でも必ず病院に行きましょう。MRI検査をするとくも膜下出血が脳内で起こっている場合があります。

だから、いつもと違う突発的な頭痛が起こった場合は、内科よりは、「頭痛外来」のある病院に行くことをお勧めします

「あくび」が危険?偏頭痛の関係

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眠くてたまらない時に出るあくびは、身体に酸素を取り込み、疲労回復を促します。それに、あくびで息を吸い込む前に血管が収縮し、その後あくびによって血管が緩み急に血流が良くなるので、交感神経を刺激して目を覚ます役割もあります。

しかし、あくびが頻繁にでるとか、眠くもないのに出てしまう「生あくび」は、実は脳が酸欠状態になっている可能性があります

換気の少ない部屋で、部屋を閉め切った環境や、満員電車や狭い部屋に多くの人が密集すると空気中の酸素濃度が下がってしまいます。一時的に満員電車やエレベーターで酸欠状態になるくらいなら問題ありませんが、長期にわたって酸欠状態の環境にいるのは危険です。

ようするに、身体が酸欠状態になった時にあくびによって酸素を補給するのです。脳が酸素を欲するとあくびをしてしまうということです。睡眠不足のあくびは、脳の酸欠状態によって起こるという説が有力です。生あくびも同じようなメカニズムだといわれていますが、詳しいことは良くわかっていません。

一方、偏頭痛のメカニズムは、脳の血管が拡張して神経に触れることによって起こるといわれています。偏頭痛の前兆で、脳内の血管が拡張し始めた時に、脳が酸素不足のための血管が拡張していると勘違いして、酸素を取り入れようと「あくび」をするように身体に指令を送ります。

生あくびが止まらない時は、偏頭痛で血管が拡張し始めた前兆の可能性大です。血管が拡張し、神経に触れて激しい頭痛になる前に頭痛薬を飲むことをお勧めします。偏頭痛の前兆でも、連発する困った生あくびはおさまります。

しかし寝不足が原因と考えられるあくびの連発は、安易に頭痛薬を飲んではいけません。

偏頭痛とストレートネックの関連性

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頭痛の症状がひどく、脳神経のクリニックや整体、整骨院などを受診した場合、「ストレートネック」と診断されることがあります。この、ストレートネックとはなんでしょうか?
 私たちの首は、1本に見えますが、じつはブロック状の骨が7つが組み合わさってできています。組み合わさった骨は、横から見るときれいなカーブを描いた曲線の状態になっています。頭を持ち上げ前を向いたときに、首の骨全体で頭をしっかりと支えるために、骨はカーブを描いているのです。ちょうど、植物の竹のようなイメージです。骨と骨が竹の節のようにつながっているため、つなぎ目を稼働させることで、しなやかに動かすことができるというわけです。
 ところが、首を一点で曲げたまま、同じ姿勢をとり続けると、そのまま首の周りの筋肉がこわばってしまい、首がまっすぐな状態で固定されてしまうことがあります。
 この、まっすぐな状態になってしまった首のことを「ストレートネック」と呼びます。
 首は、カーブがしなることによって、首にかかる頭の重さを逃がしています。ストレートネックになってしまうと、頭を動かした際に、頭の重さを支えたり逃がしたりすることができず、特定の骨や場所、神経に負荷がかかってしまいやすくなります。すると、頭痛を引き起こしたり、場合によっては、手のしびれなどの症状が出てしまうこともあります。
 ストレートネックは、パソコン作業やデスクワークなど、うつむいた姿勢で長時間過ごすような職業の方に多く見られます。最近では、若い方や子どもであっても、ゲームや長時間の勉強を行うことが少なくないため、ストレートネックの症状を訴えるケースが増えてきています。あるいは、バレエやダンスを習っていたなど、顎を引いたままの姿勢で長時間レッスンする方などにも見られることがあります。
 もちろん、ストレートネックの方が、必ずしも偏頭痛持ちというわけではありませんので、偏頭痛の症状とストレートネックの直接的な関連が「ある」とは言い切れません。
 ただし、猫背などの良くない姿勢がストレートネックを引き起こすことで、首こり、肩こりなどの血行不良や過緊張を起こし、緊張型頭痛を誘発、その結果、偏頭痛を招いてしまう…というケースが少なくないことは、また事実です。
 仕事などで、長時間同じ姿勢をとることが多い、とくにデスクワークなどでうつむいた姿勢で過ごすことが多い方などは、仕事中でも、休憩の際に首を動かすなど、首がしなやかに動くよう注意をはらいたいものです。

偏頭痛の起きる部位…右側、左柄、目の奥

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いちど発作が起きると激しい頭痛で居てもたってもいられなくなる偏頭痛ですが、頭の痛くなりやすい場所(部位)には、法則や、偏りなどはあるのでしょうか?
 とくに偏頭痛の痛みの出やすい場所としては、こめかみ、側頭部(片側あるいは両側)、目の奥、の3カ所が挙げられます。あるいは、おでこ(額)や、頭頂部なども、よく偏頭痛で痛みを訴えやすい場所と言われます。偏頭痛の痛みの特徴としては、脈拍、拍動にあわせてドクンドクンと痛むこと、軽い場合は数時間、重い場合は1週間ほど、痛みが続く場合があることなどが挙げられます。
 偏頭痛は、もともと緊張性頭痛(筋肉のこわばりなどが原因で血行不良になることで起こる頭痛)が引き金になり、誘発されることが少なくありません。緊張性頭痛は、書いて字のごとし、筋肉を過剰に緊張させ続けることで起きる頭痛ですが、とくに、目を酷使する現代人は、外眼筋(目の周りの筋肉)を過剰に緊張させてしまうことが多いため、眼精疲労を引き起こし、結果、目の奥のズーンとした重い不快感や、目の奥が痛む頭痛、目を圧迫するような頭痛を招いてしまうことがあります。
 それを放置すると、今度は、眼筋の緊張を感じる目の神経、三叉神経第一枝を刺激し続けてしまい、結果、目の周りの部位…眉周辺、眉間、額、こめかみへと痛みが広範囲に連鎖してしまうこととなります。また、日常的に目を酷使する職業の方というのは、パソコン作業などデスクワークに従事している場合が多いです。同じ姿勢で長時間作業を行うことが多いため、肩こり、首こりなどの症状を訴える場合も多く、そこから関連して、後頭部にかけて痛みの症状が出てしまうことも少なくありません。
 いずれにしても、頭痛の原因の多くは、目の酷使や眼精疲労、あるいはそこから波及しているというケースが多く見られます。痛みがすでに起きてしまっており、激しい場合は、痛み止めなどで症状を抑えることが大切ですが、疲れたときだけ痛むなどの慢性頭痛の場合は、できるだけ普段の生活改善などで、頭痛が起きにくいコンディションに整えることが大切です。
 とくに、職業柄目を酷使することが多い方や、目の周りの筋肉が疲れた、目の奥が重い・だるいなどの自覚症状がある場合は、あまり無理をしないことが重要です。違和感を感じたら目をつぶって休めたり、目の周りの筋肉をリラックスさせる目薬をさしたりするなど、早めに処置をして、症状を悪化させない、頭痛を引き起こさないように先手を打つようにしましょう。

メンタルヘルスと偏頭痛の関連性

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偏頭痛は、脳の血管が拡張し、その周りにある神経が刺激されることが原因で起こると言われています。こめかみ、額、目の奥が脈打つようにドクンドクンと痛み、ひどいときには吐き気をもよおしたり、実際に吐いてしまったり、日常生活が送れなくなる場合もあるほどつらい症状をともないます。

 しかし、そんなつらい偏頭痛は、体が緊張して起こる「緊張型頭痛」がきっかけで引き起こる場合も少なくありません。

 緊張型頭痛は、文字通り、体がこわばり、リラックスできない状態が続くことで起きてしまう頭痛。この緊張型頭痛は、短期的な疲れなどが引き起こす場合もありますが、症状が慢性化している場合は、自律神経の乱れが疑われます。早めに気づき、自律神経を回復させるように努めましょう。

 では、自律神経の乱れとはなんでしょうか。

 人間の生理機能は、交感神経と副交感神経という、おおきな2つの自律神経によってつかさどられています。交感神経は、体を目覚めさせ、神経を高ぶらせ、活動的にする神経。自動車に例えるとアクセルの役割です。反対に、副交感神経は、からだをリラックスさせ休ませるためのもの。同時に神経も休ませます。自動車でいえばブレーキのようなものです。

 私たちの体は、朝、目が覚めると交感神経が活発になり、エンジンがかかって活動的になります。時間が経ち夜になると、今度は副交感神経が優位になってリラックスモードになり、眠ります。このサイクルによって成り立っています。

 しかし、昼夜逆転などの不規則な生活、過度なストレスなどのさまざまな原因により、自律神経のバランスが乱れてしまうことがあります。自律神経が乱れると、朝なかなかエンジンがかからなかったり、逆に寝てはいけない昼間や仕事中に過剰に眠くなってしまったりなどの症状がおこります。それだけでなく、必要以上に気分が落ち込んで戻らなくなったり、逆に夜でも目が冴えてしまったりなど、メンタルヘルスへも不調をきたすことがあります。

 ひとつの目安ではありますが、眠れない夜が続いたり、それによってメンタルも落ち込んでしまったりした場合は、意識的に体を安め、ストレスの原因になっているものを避けるようにして、なるべく早く自律神経の調子を回復させるように努めましょう。体の緊張が慢性化してしまうと、頭痛までも癖になりやすいばかりか、つらい偏頭痛も引き起こしかねません。おおきなストレスなど、心や体に過剰な負担がかかってしまったときには、無理をせず、はやめに休養をとるのが大切です。

偏頭痛と著名人~シグムンド・フロイト~

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偏頭痛に悩まされてきた著名人も、数多くいます。

その著名人の1人に、シグムンド・フロイトがいます(=1856-1939)。
(※シグムンド・フロイト…エディプスコンプレックスを発見→夢分析を確立した学者。ちなみにエディプスコンプレックスとは、母親を溺愛するあまり、無意識に父親を嫉妬し…さらに、死をも願うコンプレックスをいいます、)

フロイトが偏頭痛に悩まされていた証拠として、ある手紙が残されています。
「私の健康は上々だった。日曜日には軽い偏頭痛が起こって生活を規則正しいものにした。」と…

もちろん、フロイトが生存した時代には、偏頭痛を発症するメカニズムなど解明もされていません。
(※当然、偏頭痛を緩和させる薬物もありません。)

ただフロイトの凄いところは、偏頭痛が発症する周期を自分で測定し(=毎週、日曜日)、その痛みを自分自身のライフスタイルの一環に組み入れたことにあります。

つまり知らない間に、偏頭痛に対する対処法を身に付けていたのです。

フロイトは精神分析者です。
それを考えればフロイトの人生は偏頭痛と共存しながら、エディプスコンプレックスに見られるパニック障害を克服し…自然と「人の心について」関心を持つようになったといえます。

頭痛の種類について

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日本人の40%が悩んでいるといわれる頭痛は、大きく2つの種類に分類することができます。

○一次性頭痛…
一時性頭痛とは、明確な原因がわかっていない頭痛をいいます。そして最も顕著な例として、偏頭痛が挙げられます。
(※その他…緊張型頭痛/群発頭痛)

偏頭痛は慢性的に発症する頭痛であり、その症状が何年にもわたって繰り返されます。そして、完治するのが難しいとされています。

偏頭痛が発症する原因として様々なことが言われていますが…医学的見地から検証すれば…血管を取り巻く三叉神経に刺激が加わる→その周囲が炎症を起こす→そして、血管が拡張することによって、悩ましい頭痛を発症すると考えられています。

○二次性頭痛…
二次性頭痛とは、明確な原因がわかっている頭痛をいいます。明確な原因とは…脳腫瘍/髄膜炎/脳内出血・脳梗塞といった脳血管障害を発症することによって引き起こされる頭痛です。二次性頭痛の場合、生命を脅かす可能性を含む痛みでもあるため、非常に危険な兆候だと考えられます。
(※ちなみに風邪/二日酔いによる頭痛も、二次性頭痛に含まれます。)

一時性頭痛にしろ二次性頭痛にしろ、私たちを悩ませる痛みを発症することに間違いはありません。

それ故、私たちは「たかが頭痛」と侮ってはいけないのです。

女性に多く見受けられる偏頭痛

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今まで何も頭痛を感じていなかったのに、突然ズキズキした激しい頭痛に襲われる…それが偏頭痛です。

そして偏頭痛に悩まされる割合は、圧倒的に女性が多いといわれています。
(※偏頭痛の比率…女性:男性=4:1。特に20~40歳代の女性に集中しています。)

では何故、偏頭痛が多くの女性に発症しやすいのでしょうか。

最も考えられる要因として、女性ホルモンの1つであるエストロゲンの変動に影響されていると考えられています。

そして、その最たる例えが生理(月経)です。

女性の場合、生理の2~3日前/排卵期になるとエストロゲンの量が急に下がります。

つまり生理によってエストロゲンの量が下がることによって、偏頭痛を発症する女性が非常に多くなるのです(=生理中や生理直後も多い傾向にあります)。

事実、女性が妊娠した場合、偏頭痛の発症は激減し→出産を終えた後、再び偏頭痛の発症が増加します。
(※妊娠すると生理は無くなり、エストロゲンの量も安定するため。)

それを考えれば、偏頭痛が20~40歳代の女性に多く発症することも理解できると思います。

ちなみに、偏頭痛に悩まされてきた女性は更年期が近づくにつれて減少し、別の頭痛:緊張型頭痛を発症する場合もあります。